香川県観音寺市茂木町にある「茂木第2水源」は、2024年7月に水道原水の暫定目標値(PFOS+PFOA合算50ng/L)を超えるPFASが検出され、取水が停止されました。その後も基準超過が続いている状況を、香川県広域水道企業団の公表データをもとに、当サイト「全国水質カルテ」が独自の判定を加えずそのまままとめました(更新年月: 2026年9月)。
- 情報源: 香川県広域水道企業団「茂木浄水場(茂木第2水源)の検査結果」
- 対象期間: 2024年7月〜2026年4月(原水、週1回検査)
- 記事の最終更新: 2026年9月
茂木第2水源とは?
茂木第2水源は、観音寺市茂木町にある井戸で、茂木浄水場の原水(浄水処理前の水)として使われてきました。茂木浄水場は観音寺市伊吹町周辺などに水道水を供給しています。
取水停止の経緯
- 2024年7月22日茂木第2水源で暫定目標値(PFOS+PFOA合算50ng/L)を上回るPFASを検出。
- 2024年7月25日香川県広域水道企業団が当該水源からの取水を停止し、西部浄水場(香川用水)からの給水に切り替え。
- 2026年時点取水停止措置は継続中。企業団は監視目的で原水の検査を継続しており、給水栓(伊吹町)の検査頻度も法定の年4回から月1回に増やしている。
(出典: 香川県広域水道企業団「水道水源における暫定目標値を上回るPFOS及びPFOAの検出について」(2024年7月29日発表)、「茂木浄水場(茂木第2水源)の検査結果」(2026年6月4日更新))
取水停止後も、原水のPFASは基準超過が続いている
取水を停止した茂木第2水源そのものは、監視目的の検査で今も基準値を上回るPFOS+PFOAが検出されています。期間ごとの原水の実測値(ng/L)は次の通りです。
| 期間 | 2024年7〜8月 | 2024年9月〜2025年2月 | 2025年3月〜2026年4月 |
|---|---|---|---|
| 検出範囲 | 52〜86 ng/L | 40〜102 ng/L | 83〜180 ng/L |
(出典: 香川県広域水道企業団「茂木浄水場(茂木第2水源)の検査結果」(2026年6月4日更新、最高値178ng/L・2026年1月13日))
PFAS(PFOS・PFOA)の実測値を他地域と見比べたい場合は、PFAS全国比較マップをご活用ください。
取水停止・給水切り替え後の給水栓(伊吹町周辺)の検査では、PFOS+PFOA合算値は24 ng/Lで暫定目標値(50 ng/L)を下回っていました。取水を停止しているため、原水の高い値がそのまま蛇口水に反映される状態ではありません。
原因は特定されている?
香川県・企業団・観音寺市いずれの発表でも、原因施設は特定されていません。観音寺市は汚染確認井戸の周辺(半径500m圏内)にある飲用井戸等を調査していますが、汚染源の特定調査というより周辺影響の確認という位置づけです。
観音寺市の水道水(給水栓)の状況は「観音寺市の水道水カルテ」でまとめています。
このページのデータの読み方と出典
出典一覧
- 香川県広域水道企業団「茂木浄水場(茂木第2水源)の検査結果」
- 香川県広域水道企業団「水道水源における暫定目標値を上回るPFOS及びPFOAの検出について」(2024年7月29日発表)
- 香川県「水道原水でのPFAS暫定目標値の超過について(その2)」
- 観音寺市「水道原水における有機フッ素化合物の検出について」



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