藤沢市の水道水にPFAS(有機フッ素化合物)は含まれているのか、硬度・フッ素・トリハロメタンの検査結果はどうなっているのか。藤沢市の水道水を管理する神奈川県企業局(県営水道)が公表している最新の検査結果と出典を、当サイト「全国水質カルテ」が独自の判断を加えずそのまままとめました。
- 情報源: 神奈川県企業局(神奈川県営水道)
- 水道事業の体制: 藤沢市には市独自の水道事業がなく、市内には寒川町にある寒川浄水場(相模川水系)から神奈川県営水道が供給している
- 対象期間: 令和8年度2026年8月分(52項目の水質基準項目検査)
- 対象地点: 厚木市旭町(寒川浄水場系給水栓、藤沢市に供給する系統と同一)
- 記事の最終更新: 2026年9月
藤沢市の水道水にPFAS(PFOS・PFOA)は含まれている?
神奈川県企業局は寒川浄水場系の給水栓(厚木市旭町)でPFOS・PFOAの検査を実施しており、令和8年度の検査でPFOS+PFOA合算値が5 ng/L未満(定量下限未満)であり、令和8年4月から正式な水質基準となったPFOS+PFOA合算50 ng/Lを大幅に下回っています。藤沢市に水道水を供給する寒川浄水場自体の原水・浄水でも、令和8年5月・8月の検査で同じく5 ng/L未満という結果が公表されています。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| PFOS+PFOA合算値 | 5 ng/L未満 | 50 ng/L以下 |
(出典: 神奈川県企業局「水質検査結果」厚木市旭町(寒川浄水場系給水栓)、令和8年8月分)
なお藤沢市内を流れる引地川では、公共用水域(河川)の調査でPFOS及びPFOAが国の指針値を超える濃度で検出されています。これは水道水とは別の河川(環境水)の調査であり、藤沢市の水道水そのものとは異なる点にご注意ください。市内2地点の井戸(地下水)を対象とした令和7年度調査では、すべての地点で指針値を下回っていることが確認されています。
(出典: 藤沢市「有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について」)
他地域のPFAS(PFOS・PFOA)実測値が気になる方は、全国のPFAS実測値を比較できるマップもあわせてご覧ください。
藤沢市の水道水の硬度はどれくらい?
藤沢市に供給される寒川浄水場系(厚木市旭町の給水栓)の硬度は67 mg/L(令和8年8月分)で、国の基準値(300 mg/L以下)を大幅に下回る軟水です。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| 硬度(カルシウム、マグネシウム等) | 67 mg/L | 300 mg/L以下 |
硬度の比較(グラフ)
(出典: 神奈川県企業局「水質検査結果」厚木市旭町(寒川浄水場系給水栓)、令和8年8月分)
藤沢市の水道水にフッ素は含まれている?
藤沢市に供給される寒川浄水場系のフッ素及びその化合物は0.08 mg/L未満(定量下限未満)(令和8年8月分)で、国の基準値(0.8 mg/L以下)を大幅に下回っています。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| フッ素及びその化合物 | 0.08 mg/L未満 | 0.8 mg/L以下 |
フッ素の比較(グラフ)
(出典: 神奈川県企業局「水質検査結果」厚木市旭町(寒川浄水場系給水栓)、令和8年8月分)
藤沢市の水道水のトリハロメタンの検査結果は?
藤沢市に供給される寒川浄水場系の総トリハロメタンは0.020 mg/L(令和8年8月分)で、国の基準値(0.1 mg/L以下)を大幅に下回っています。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| 総トリハロメタン | 0.020 mg/L | 0.1 mg/L以下 |
総トリハロメタンの比較(グラフ)
(出典: 神奈川県企業局「水質検査結果」厚木市旭町(寒川浄水場系給水栓)、令和8年8月分)
藤沢市の水道水はまずい?
検査結果では、藤沢市に供給される寒川浄水場系の水道水の味・臭気に異常は見つかっていません。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| 味・臭気 | 令和8年8月分で異常なし | いずれも異常でないこと |
(出典: 神奈川県企業局「水質検査結果」厚木市旭町(寒川浄水場系給水栓)、令和8年8月分)
有機物(全有機炭素(TOC)の量)は0.4 mg/Lでした。カルキ臭が気になる方はこの値もあわせてご確認ください。
検査結果に異常がなくても味や臭いが気になる場合に考えられる原因を、別ページ「水道水がまずいと感じたら?考えられる原因」で整理しています。
藤沢市の水道水のその他の基準項目
その他の基準項目もすべて基準値内です。以下は令和8年8月分の値です。
pH値の実測値
pH7.2で、基準(5.8以上8.6以下)内です。
鉛及びその化合物の実測値
0.001 mg/L未満(定量下限未満)で、基準(0.01 mg/L以下)を大幅に下回っています。
ヒ素及びその化合物の実測値
0.001 mg/L未満(定量下限未満)で、基準(0.01 mg/L以下)を大幅に下回っています。
色度の実測値
0.5度未満で、基準(5度以下)を大幅に下回っています。
濁度の実測値
0.1度未満で、基準(2度以下)を大幅に下回っています。
(出典: 神奈川県企業局「水質検査結果」厚木市旭町(寒川浄水場系給水栓)、令和8年8月分)
このページのデータの読み方と出典
本ページの数値の見方と、参照した情報源をまとめます。藤沢市には市独自の水道事業がなく、神奈川県企業局(神奈川県営水道)が寒川町の寒川浄水場(相模川水系)から給水しています。神奈川県営水道が公表する給水栓別の検査結果に藤沢市内の地点は含まれていないため、同じ寒川浄水場系に属する厚木市旭町の給水栓の値を代表値として掲載しています。



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