尼崎市の水道水にPFAS(有機フッ素化合物)は含まれているのか、硬度・フッ素・トリハロメタンの検査結果はどうなっているのか。尼崎市の水道水を管理する尼崎市公営企業局が公表している最新の検査結果と出典を、当サイト「全国水質カルテ」が独自の判断を加えずそのまままとめました。
- 情報源: 尼崎市公営企業局(水道部)
- 水道水の体制: 神崎・猪名川・尼崎の3浄水場・4系統から給水。市内16定点の給水栓で定期的に検査
- 対象期間: 基準項目は令和8年(2026年)6月の水質月報(市内16地点給水栓平均値)、PFOS・PFOAは令和8年度5月分
- 対象地点: 尼崎市内16地点給水栓の平均値
- 記事の最終更新: 2026年9月
尼崎市の水道水にPFAS(PFOS・PFOA)は含まれている?
尼崎市公営企業局は令和2年度からPFOS・PFOAの検査を実施しており、令和8年度は正式な水質基準項目として市内16定点で検査しています。令和8年度5月の検査ではPFOS+PFOA合算値が平均6 ng/L(最小5 ng/L〜最大7 ng/L)であり、国の水質基準値(PFOS+PFOA合算50 ng/L)を大幅に下回っています。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| PFOS+PFOA合算値(市内16地点) | 平均6 ng/L(最小5〜最大7 ng/L) | 50 ng/L以下 |
(出典: 尼崎市公営企業局「令和8年(2026年)6月の水質月報」水道水の有機フッ素化合物について、令和8年度5月分)
過去の推移を見ると、令和2年度5月は平均10 ng/L(最大16 ng/L)、令和3年度5月は平均5 ng/L未満(最大10 ng/L)、令和7年度5月は平均11 ng/L(最大13 ng/L)と、年度によって多少の変動はあるものの、いずれも基準値を大きく下回る水準で推移しています。
(出典: 尼崎市公営企業局「水道水の有機フッ素化合物(PFOA、PFOS)について」)
近畿地方(2府4県)53市町村のPFAS(PFOS・PFOA)実測値を一覧で比較できます。近畿地方のPFAS比較ページを見る
全国の主要都市・地域のPFAS(PFOS・PFOA)実測値を升目(グリッド)形式でまとめています。PFASマップで全国データと比較してみましょう。
尼崎市の水道水の硬度はどれくらい?
尼崎市内給水栓平均の硬度は37 mg/L(令和8年6月)で、国の基準値(300 mg/L以下)を大幅に下回る軟水です。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| 硬度(カルシウム、マグネシウム等) | 37 mg/L | 300 mg/L以下 |
硬度の比較(グラフ)
(出典: 尼崎市公営企業局「令和8年(2026年)6月の水質月報」市内給水栓平均値)
尼崎市の水道水にフッ素は含まれている?
尼崎市内給水栓平均のフッ素及びその化合物は0.08 mg/L未満(定量下限未満)(令和8年6月)で、国の基準値(0.8 mg/L以下)を大幅に下回っています。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| フッ素及びその化合物 | 0.08 mg/L未満 | 0.8 mg/L以下 |
フッ素の比較(グラフ)
(出典: 尼崎市公営企業局「令和8年(2026年)6月の水質月報」市内給水栓平均値)
尼崎市の水道水のトリハロメタンの検査結果は?
尼崎市内給水栓平均の総トリハロメタンは0.014 mg/L(令和8年6月)で、国の基準値(0.1 mg/L以下)を大幅に下回っています。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| 総トリハロメタン | 0.014 mg/L | 0.1 mg/L以下 |
総トリハロメタンの比較(グラフ)
(出典: 尼崎市公営企業局「令和8年(2026年)6月の水質月報」市内給水栓平均値)
尼崎市の水道水はまずい?
検査結果では、尼崎市内給水栓平均の味・臭気に異常は見つかっていません。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| 味・臭気 | 令和8年6月分で異常なし | いずれも異常でないこと |
(出典: 尼崎市公営企業局「令和8年(2026年)6月の水質月報」市内給水栓平均値)
有機物(全有機炭素(TOC)の量)は0.8 mg/Lでした。カルキ臭が気になる方はこの値もあわせてご確認ください。
検査結果に異常がなくても味や臭いが気になる場合に考えられる原因を、別ページ「水道水がまずいと感じたら?考えられる原因」で整理しています。
尼崎市の水道水のその他の基準項目
その他の基準項目もすべて基準値内です。以下は令和8年6月分の市内給水栓平均値です。
pH値の実測値
pH7.53で、基準(5.8以上8.6以下)内です。
鉛及びその化合物の実測値
0.001 mg/L未満(定量下限未満)で、基準(0.01 mg/L以下)を大幅に下回っています。
ヒ素及びその化合物の実測値
0.001 mg/L未満(定量下限未満)で、基準(0.01 mg/L以下)を大幅に下回っています。
色度の実測値
0.5度未満で、基準(5度以下)を大幅に下回っています。
濁度の実測値
0.01度未満で、基準(2度以下)を大幅に下回っています。
(出典: 尼崎市公営企業局「令和8年(2026年)6月の水質月報」市内給水栓平均値)
このページのデータの読み方と出典
本ページの数値の見方と、参照した情報源をまとめます。尼崎市の水道水は尼崎市公営企業局が管理しており、神崎・猪名川・尼崎の3浄水場・4系統から給水しています。毎月の水質月報は市内16地点の給水栓の平均値として公表されているため、本ページも市内平均値として掲載しています。PFOS・PFOAは令和8年度から水質基準項目に統合されていますが、月報本体には反映が早いタイミングでは記載されていなかったため、同局が別途公表しているPFOS・PFOA専用ページの値を使用しています。



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