北九州市の水道水にPFAS(有機フッ素化合物)は含まれているのか、硬度・フッ素・トリハロメタンの検査結果はどうなっているのか。北九州市上下水道局が公表している最新の検査結果と出典を、当サイト「全国水質カルテ」が独自の判断を加えずそのまままとめました。
- 情報源: 北九州市上下水道局(PFAS・水質基準項目)
- 対象期間: PFAS=令和7年度(四半期ごと)、水質基準項目(硬度・フッ素等)=令和7年度第4四半期(2026年2月~3月採水)
- 対象地点: 穴生・本城・畑・井手浦・道原の5浄水場(市内全域の水道水をカバー)
- 記事の最終更新: 2026年9月
北九州市の水道水にPFAS(PFOS・PFOA)は含まれている?
北九州市上下水道局は、市内5浄水場(穴生・本城・畑・井手浦・道原)で原水・浄水ともにPFOS・PFOAの四半期ごとの検査を公表しています。令和7年度(2025年4月~2026年3月)の全四半期で、PFOS+PFOA合算値は最大でも原水で2 ng/L、浄水で1 ng/Lと、国の暫定目標値(50 ng/L)を大幅に下回っています。
浄水場別PFASマップ(升目表示、水道水)
直近の令和7年度第4四半期(2026年2月25日採水)の浄水値を、浄水場単位で一覧で示します。いずれの浄水場も国の暫定目標値(PFOS+PFOA合算50 ng/L)を大幅に下回っています。
1未満 ng/L
1 ng/L
1未満 ng/L
1未満 ng/L
1未満 ng/L
(出典: 北九州市上下水道局「令和7年度_有機フッ素化合物試験結果」、採水日: 2026年2月25日(穴生・本城・畑・井手浦・道原のいずれも同日))
原水(浄水処理前の水)のPFAS検査結果(参考)
参考までに、同じ時期の原水(浄水処理前)の値も示します。本城浄水場では過去の四半期で最大 2 ng/Lが検出されたことがありますが、いずれも基準値を大幅に下回っています。
| 浄水場 | 実測値(ng/L) | 基準値 |
|---|---|---|
| 穴生浄水場 | 1 ng/L | 50 ng/L以下 |
| 本城浄水場 | 1 ng/L | 50 ng/L以下 |
| 畑浄水場 | 1未満 ng/L | 50 ng/L以下 |
| 井手浦浄水場 | 1未満 ng/L | 50 ng/L以下 |
| 道原浄水場 | 1未満 ng/L | 50 ng/L以下 |
(出典: 北九州市上下水道局「令和7年度_有機フッ素化合物試験結果」、採水日: 2026年2月25日)
全国の水道水PFASマップでは、他地域の実測値を都道府県ごとに比較できます。
北九州市の水道水の硬度はどれくらい?
北九州市の水道水(浄水)の硬度は、5浄水場いずれも40~94 mg/Lで、国の基準値(300 mg/L以下)を大幅に下回る軟水です。
| 浄水場 | 実測値(mg/L) | 基準値 |
|---|---|---|
| 穴生浄水場 | 94 mg/L | 300 mg/L以下 |
| 本城浄水場 | 90 mg/L | 300 mg/L以下 |
| 畑浄水場 | 46 mg/L | 300 mg/L以下 |
| 井手浦浄水場 | 57 mg/L | 300 mg/L以下 |
| 道原浄水場 | 40 mg/L | 300 mg/L以下 |
硬度の比較(グラフ)
(出典: 北九州市上下水道局「令和7年度 浄水場全項目試験結果」、対象期間: 令和7年度第4四半期)
北九州市の水道水にフッ素は含まれている?
北九州市の水道水(浄水)のフッ素及びその化合物は、0.05未満~0.09 mg/Lで、国の基準値(0.8 mg/L以下)を大幅に下回っています。
| 浄水場 | 実測値(mg/L) | 基準値 |
|---|---|---|
| 穴生浄水場 | 0.06 mg/L | 0.8 mg/L以下 |
| 本城浄水場 | 0.09 mg/L | 0.8 mg/L以下 |
| 畑浄水場 | 0.05未満 mg/L | 0.8 mg/L以下 |
| 井手浦浄水場 | 0.05未満 mg/L | 0.8 mg/L以下 |
| 道原浄水場 | 0.05未満 mg/L | 0.8 mg/L以下 |
フッ素の比較(グラフ)
(出典: 北九州市上下水道局「令和7年度 浄水場全項目試験結果」、対象期間: 令和7年度第4四半期)
北九州市の水道水のトリハロメタンの検査結果は?
北九州市の水道水(浄水)の総トリハロメタンは、0.004~0.013 mg/Lで、国の基準値(0.1 mg/L以下)を大幅に下回っています。
| 浄水場 | 実測値(mg/L) | 基準値 |
|---|---|---|
| 穴生浄水場 | 0.012 mg/L | 0.1 mg/L以下 |
| 本城浄水場 | 0.010 mg/L | 0.1 mg/L以下 |
| 畑浄水場 | 0.013 mg/L | 0.1 mg/L以下 |
| 井手浦浄水場 | 0.010 mg/L | 0.1 mg/L以下 |
| 道原浄水場 | 0.004 mg/L | 0.1 mg/L以下 |
総トリハロメタンの比較(グラフ)
(出典: 北九州市上下水道局「令和7年度 浄水場全項目試験結果」、対象期間: 令和7年度第4四半期)
北九州市の水道水はまずい?
検査結果では、北九州市の水道水の味・臭気に異常は見つかっていません。
| 浄水場 | 基準 | 味 | 臭気 | 採水日 |
|---|---|---|---|---|
| 穴生浄水場 | 異常でないこと | 異常なし | 異常なし | 2026年2月4日 |
| 本城浄水場 | 異常でないこと | 異常なし | 異常なし | 2026年2月4日 |
| 畑浄水場 | 異常でないこと | 異常なし | 異常なし | 2026年2月4日 |
| 井手浦浄水場 | 異常でないこと | 異常なし | 異常なし | 2026年3月11日 |
| 道原浄水場 | 異常でないこと | 異常なし | 異常なし | 2026年3月10日 |
(出典: 北九州市上下水道局「令和7年度 浄水場全項目試験結果」第4四半期)
カルキ臭が気になる方は、残留塩素の実測値もあわせてご確認ください。
検査結果に異常がなくても味や臭いが気になる場合に考えられる原因を、別ページ「水道水がまずいと感じたら?考えられる原因」で整理しています。
北九州市の水道水のその他の基準項目
その他の基準項目もすべて基準値内です。以下は令和7年度第4四半期の代表的な項目の実測値です。
pH値の実測値
5浄水場いずれもpH7.2~7.4で、基準(5.8以上8.6以下)内です。
| 浄水場 | 実測値(―) | 基準値 |
|---|---|---|
| 穴生浄水場 | 7.2 | 5.8以上8.6以下 |
| 本城浄水場 | 7.2 | 5.8以上8.6以下 |
| 畑浄水場 | 7.3 | 5.8以上8.6以下 |
| 井手浦浄水場 | 7.4 | 5.8以上8.6以下 |
| 道原浄水場 | 7.2 | 5.8以上8.6以下 |
鉛及びその化合物の実測値
5浄水場すべて0.001 mg/L未満(定量下限未満)で、基準(0.01 mg/L以下)を大幅に下回っています。
| 浄水場 | 実測値(mg/L) | 基準値 |
|---|---|---|
| 穴生浄水場 | 0.001未満 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
| 本城浄水場 | 0.001未満 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
| 畑浄水場 | 0.001未満 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
| 井手浦浄水場 | 0.001未満 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
| 道原浄水場 | 0.001未満 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
ヒ素及びその化合物の実測値
5浄水場すべて0.001 mg/L未満(定量下限未満)で、基準(0.01 mg/L以下)を大幅に下回っています。
| 浄水場 | 実測値(mg/L) | 基準値 |
|---|---|---|
| 穴生浄水場 | 0.001未満 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
| 本城浄水場 | 0.001未満 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
| 畑浄水場 | 0.001未満 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
| 井手浦浄水場 | 0.001未満 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
| 道原浄水場 | 0.001未満 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
色度の実測値
5浄水場すべて0.5度未満で、基準(5度以下)を大幅に下回っています。
| 浄水場 | 実測値(度) | 基準値 |
|---|---|---|
| 穴生浄水場 | 0.5未満度 | 5度以下 |
| 本城浄水場 | 0.5未満度 | 5度以下 |
| 畑浄水場 | 0.5未満度 | 5度以下 |
| 井手浦浄水場 | 0.5未満度 | 5度以下 |
| 道原浄水場 | 0.5未満度 | 5度以下 |
濁度の実測値
5浄水場すべて0.1度未満で、基準(2度以下)を大幅に下回っています。
| 浄水場 | 実測値(度) | 基準値 |
|---|---|---|
| 穴生浄水場 | 0.1未満度 | 2度以下 |
| 本城浄水場 | 0.1未満度 | 2度以下 |
| 畑浄水場 | 0.1未満度 | 2度以下 |
| 井手浦浄水場 | 0.1未満度 | 2度以下 |
| 道原浄水場 | 0.1未満度 | 2度以下 |
(出典: 北九州市上下水道局「令和7年度 浄水場全項目試験結果」、対象期間: 令和7年度第4四半期)
このページのデータの読み方と出典
本ページの数値の見方と、参照した情報源をまとめます。「原水」は浄水処理前の水、「浄水」は実際に蛇口から出る水を指します。当サイトはこれらを混同せず、それぞれ区別して掲載しています。
出典一覧
- 北九州市上下水道局「有機フッ素化合物(PFAS)について」
- 北九州市上下水道局「令和7年度_有機フッ素化合物試験結果」(四半期ごと、5浄水場)
- 北九州市上下水道局「令和7年度 水質検査結果」
- 北九州市上下水道局「令和7年度 浄水場全項目試験結果(穴生・本城・畑)」
- 北九州市上下水道局「令和7年度 浄水場全項目試験結果(井手浦・道原)」



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