神奈川県座間市の第3水源(井戸)では、令和2〜3年度にPFOS+PFOA合算値が基準値付近まで上昇し、令和3年11月に取水が停止されました。座間市が公表している一次データを、当サイト「全国水質カルテ」が独自の判定を加えずそのままファクトとしてまとめました(更新年月: 2026年9月)。
- 情報源: 座間市上下水道局「有機フッ素化合物への市上下水道局の対応」
- 対象期間: 令和6年4月〜令和8年7月(四半期ごと)
- 記事の最終更新: 2026年9月
座間市の水道水にPFAS(PFOS・PFOA)は含まれている?
座間市が実際に給水している配水場出口水(第1配水場・第2配水場・相模が丘配水場)のPFOS+PFOA合算値は、直近まで一貫して5ng/L未満〜22ng/Lで推移しており、基準値(50ng/L)を大きく下回っています。
| 採水月 | 第1配水場 | 第2配水場 | 相模が丘配水場 | 第3水源(参考・取水停止中) |
|---|---|---|---|---|
| 令和6年4月 | 18 | 14 | 6 | 46 |
| 令和6年10月 | 14 | 15 | 7 | 61 |
| 令和7年4月 | 11 | 14 | 5未満 | 38 |
| 令和7年10月 | 16 | 16 | 7 | 45 |
| 令和8年7月 | 15 | 18 | 8 | 50 |
(出典: 座間市上下水道局「有機フッ素化合物への市上下水道局の対応」(単位:ng/L))
全国の水道水PFASマップでは、他地域の実測値を都道府県ごとに比較できます。
令和3年11月に取水を停止した第3水源そのものは、その後も38〜61ng/Lの範囲で推移しており、基準値付近から超過する月もあります。ただしこの水源からの取水は停止中のため、給水される水には反映されていません。
なぜ検出され、どう対応した?
令和3年10月、第3水源および同水源を主な水源としていた相模が丘配水場出口水で暫定目標値超過が検知されました。座間市上下水道局は令和3年11月より第3水源の取水を停止し、神奈川県営水道からの受水量を増やして代替しています。
(出典: 座間市上下水道局「有機フッ素化合物への市上下水道局の対応」)
汚染源は特定されている?
座間市の水道水質に関する公式ページには、米軍キャンプ座間など基地との関連についての言及はありません。市内の環境水(河川・排水路)については、水道とは別に座間市環境政策課が調査を行っており、令和4年9月には鳩川(平和橋下流の流入排水路)で180ng/L(暫定目標値超過)を検出したことが公表されています。これは河川・排水路の環境水であり、水道水源とは別のものです。
(出典: 座間市環境政策課「市内の有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)分析結果」)
河川・排水路の調査は水道水の水質検査とは別の部署・別の目的で行われているものです。当サイトはこの2つを混同せず、別のデータとして扱っています。
座間市(座間系)の硬度はどれくらい?
座間市(座間系)の硬度は109 mg/L(令和7年度平均値)で、国の基準値(300 mg/L以下)を下回っています。
(出典: 座間市上下水道局「令和7年度水質検査集計結果まとめ」座間系、令和7年度平均値)
座間市(座間系)のフッ素の実測値は?
座間系のフッ素及びその化合物は0.05 mg/L未満(令和7年度平均値)で、国の基準値(0.8 mg/L以下)を大幅に下回っています。
(出典: 座間市上下水道局「令和7年度水質検査集計結果まとめ」座間系、令和7年度平均値)
座間市(座間系)のトリハロメタンの検査結果は?
座間系の総トリハロメタンは0.002 mg/L(令和7年度平均値)で、国の基準値(0.1 mg/L以下)を大幅に下回っています。
(出典: 座間市上下水道局「令和7年度水質検査集計結果まとめ」座間系、令和7年度平均値)
座間市(座間系)のその他の基準項目はどうなっている?
その他の基準項目もすべて基準値内です。以下は令和7年度平均値・座間系の値です。
pH値の実測値
pH6.9で、基準(5.8以上8.6以下)内です。
鉛及びその化合物の実測値
0.001 mg/L未満で、基準(0.01 mg/L以下)を大幅に下回っています。
ヒ素及びその化合物の実測値
0.001 mg/L未満で、基準(0.01 mg/L以下)を大幅に下回っています。
色度の実測値
0.5度で、基準(5度以下)を下回っています。
濁度の実測値
0.1度で、基準(2度以下)を下回っています。
(出典: 座間市上下水道局「令和7年度水質検査集計結果まとめ」座間系、令和7年度平均値)
このページのデータの読み方と出典
本ページの数値の見方と、参照した情報源をまとめます。



コメント