大阪府摂津市の水道水にPFAS(有機フッ素化合物)は含まれているのか、硬度・フッ素・トリハロメタンの検査結果はどうなっているのか。摂津市上下水道部が公表している最新の検査結果と出典を、当サイト「全国水質カルテ」が独自の判断を加えずそのまままとめました。
- 情報源: 摂津市上下水道部
- 対象期間: 令和8年7月7日(PFOS+PFOAのみ令和8年5月)
- 対象地点: 鳥飼水系(浄水、大阪広域水道企業団水系)
- 記事の最終更新: 2026年9月
摂津市の水道水にPFAS(PFOS・PFOA)は含まれている?
摂津市上下水道部の検査によると、大阪広域水道企業団水系(鳥飼・中央・千里丘水系)の給水栓(一津屋)のPFOS+PFOA合算値は10 ng/L(令和8年5月)であり、国の基準値(PFOS+PFOA合算50 ng/L以下)を下回っています。市内では過去に一部の井戸(地下水)で暫定目標値を超える値が検出されたことがありますが、これは飲用に使われていない調査用井戸での値であり、上下水道部が供給する水道水とは別のものです。摂津市の水道水は定期的な検査で基準値以下であることが継続して確認されています。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| PFOS+PFOA合算値(企業団水系、給水栓) | 10 ng/L | 50 ng/L以下 |
(出典: 摂津市「水道水における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について」給水栓(一津屋)、令和8年5月採水)
近畿地方(2府4県)53市町村のPFAS(PFOS・PFOA)実測値を一覧で比較できます。近畿地方のPFAS比較ページを見る
全国の主要都市・地域のPFAS(PFOS・PFOA)実測値を升目(グリッド)形式でまとめています。PFASマップで全国データと比較してみましょう。
摂津市の水道水の硬度はどれくらい?
摂津市(鳥飼水系)の硬度は36 mg/Lで、国の基準値(300 mg/L以下)を大幅に下回っています。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| 硬度(カルシウム、マグネシウム等) | 36 mg/L | 300 mg/L以下 |
硬度の比較(グラフ)
(出典: 摂津市上下水道部「水質検査結果書」鳥飼水系(浄水)、令和8年7月7日採水)
摂津市の水道水にフッ素は含まれている?
摂津市(鳥飼水系)のフッ素及びその化合物は0.08 mg/L未満で、国の基準値(0.8 mg/L以下)を大幅に下回っています。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| フッ素及びその化合物 | 0.08 mg/L未満 | 0.8 mg/L以下 |
フッ素の比較(グラフ)
(出典: 摂津市上下水道部「水質検査結果書」鳥飼水系(浄水)、令和8年7月7日採水)
摂津市の水道水のトリハロメタンの検査結果は?
摂津市(鳥飼水系)の総トリハロメタンは0.017 mg/Lで、国の基準値(0.1 mg/L以下)を大幅に下回っています。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| 総トリハロメタン | 0.017 mg/L | 0.1 mg/L以下 |
総トリハロメタンの比較(グラフ)
(出典: 摂津市上下水道部「水質検査結果書」鳥飼水系(浄水)、令和8年7月7日採水)
摂津市の水道水はまずい?
検査結果では、摂津市(鳥飼水系)の水道水の味・臭気に異常は見つかっていません(混合原水では金気臭が確認されていますが、これは浄水処理前の原水の値です)。
| 検査項目 | 実測値 | 基準値 |
|---|---|---|
| 味・臭気 | 令和8年7月、異常なし | いずれも異常でないこと |
(出典: 摂津市上下水道部「水質検査結果書」鳥飼水系(浄水)、令和8年7月7日採水)
摂津市は鳥飼水系・中央水系・千里丘水系(いずれも大阪広域水道企業団からの企業団水)と太中水系(太中浄水場、市独自の水源を含む)に分けて毎月水質検査を実施しています。本ページでは企業団水系の鳥飼水系(浄水)の値を掲載しています。重金属・揮発性有機化合物等の一部の項目は月ごとに検査対象が入れ替わる方式のため、当該月に検査がなかった項目は「未検査」として扱っています(値を補完・推定していません)。
検査結果に異常がなくても味や臭いが気になる場合に考えられる原因を、別ページ「水道水がまずいと感じたら?考えられる原因」で整理しています。
摂津市の水道水のその他の基準項目
その他の基準項目もすべて基準値内です。以下は令和8年7月7日・鳥飼水系(浄水)の値です。水銀及びその化合物・シアン化物イオン及び塩化シアン・1,4-ジオキサン・クロロ酢酸・ジクロロ酢酸・臭素酸・トリクロロ酢酸・ホルムアルデヒド・陰イオン界面活性剤・ジェオスミン・2-メチルイソボルネオール・非イオン界面活性剤・フェノール類・有機物(TOC)は当該月は検査対象外のため未検査です。
pH値の実測値
7.2で、基準(5.8以上8.6以下)内です。
鉛及びその化合物の実測値
0.001 mg/L未満で、基準(0.01 mg/L以下)を大幅に下回っています。
ヒ素及びその化合物の実測値
0.001 mg/L未満で、基準(0.01 mg/L以下)を大幅に下回っています。
色度の実測値
1度未満で、基準(5度以下)を大幅に下回っています。
濁度の実測値
0.1度未満で、基準(2度以下)を大幅に下回っています。
(出典: 摂津市上下水道部「水質検査結果書」鳥飼水系(浄水)、令和8年7月7日採水)
このページのデータの読み方と出典
本ページの数値の見方と、参照した情報源をまとめます。摂津市は大阪広域水道企業団からの企業団水系(鳥飼・中央・千里丘水系)と、太中浄水場を持つ太中水系に分けて毎月水質検査を実施しています。本ページでは企業団水系の鳥飼水系(浄水)の令和8年7月7日採水分のデータを掲載しています。原典の水質検査結果書ではPFOS及びPFOAが項目20(トリクロロエチレンとベンゼンの間)に組み込まれていますが、当該月は空欄(未検査)だったため、PFOS及びPFOAは別紙「水道水における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について」の企業団水系・給水栓(一津屋)の令和8年5月分の値(10 ng/L)を掲載しています。なお摂津市内では過去に工場跡地周辺の地下水(井戸)でPFOA等の暫定目標値超過が確認されていますが、これは飲用井戸ではなく調査用井戸での値であり、上下水道部が供給する水道水(河川・企業団由来の浄水)とは水源・系統が異なります。当サイトでは河川・地下水・水道水を混同しないよう、本ページには水道水の検査結果のみを掲載しています。



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